
目次
1. 退職代行の選び方を間違えるとどうなる?
「とにかく辞めたい!」と焦って退職代行を選ぶと、余計にこじれることがあります。
- 民間業者に依頼したが交渉できず、結局退職できなかった
- 弁護士に頼んだが対応に時間がかかり、即日退職できず不満
こうしたケースは珍しくありません。
重要なのは、「自分の状況に合ったサービスを選ぶこと」です。
2. 弁護士と民間退職代行の違いとは?
項目 | 弁護士退職代行 | 民間退職代行 |
---|---|---|
法的交渉 | ◎ 損害賠償・未払い賃金請求など可能 | × 法的交渉は不可(違法の恐れあり) |
費用相場 | △ 高め(5〜10万円) | ◎ 安め(2〜3万円) |
スピード感 | △ 手続きや面談が必要な場合あり | ◎ 即日対応が基本 |
トラブル対応 | ◎ 法的処理可能 | △ 弁護士に再依頼が必要な場合も |
信頼性 | ◎ 国家資格・弁護士会所属 | △ 評判・実績にバラつきあり |
3. 【徹底比較】9項目でわかる向いている人早見表
以下の表を見て、「あなたがどちらに当てはまるか」で最適なサービスがわかります。
特徴・状況 | 弁護士に向いている人 | 民間退職代行に向いている人 |
---|---|---|
職場の状況 | ブラック企業・パワハラあり | 普通の会社・退職伝えにくいだけ |
精神的状態 | うつ状態、心療内科通院中 | ストレスはあるが冷静に判断可能 |
退職目的 | 残業代・損害賠償など請求したい | とにかく辞められればOK |
トラブル可能性 | 損害賠償請求の恐れ、懲戒の不安 | 特にトラブルなし |
退職スピード | 法的に確実に辞めたい(多少時間OK) | 今すぐ辞めたい |
費用意識 | 安心重視で費用は二の次 | コスパ重視(2〜3万円希望) |
対応の丁寧さ | 確実で強い対応が欲しい | 柔らかく伝えてほしい |
アフターサポート | 訴訟・労基署対応も任せたい | 退職完了後は自分で対応可能 |
周囲の支援 | 家族が弁護士を希望している | 自分の判断だけでOK |
4. 表の使い方アドバイス|自分はどちら向き?
- ✅ 左列の「弁護士向き」に3つ以上当てはまる人 → 弁護士退職代行を検討しましょう
- ✅ 右列の「民間向き」が多い人 → コスパ良くスピード退職できる民間代行で十分です
💡 どちらか迷う場合は、「会社との関係がこじれる可能性があるか?」を最重視してください。
- こじれそう → 弁護士
- 穏便に済みそう → 民間
5. 具体的なトラブル事例と後悔しないポイント
- 民間代行に依頼したが交渉できず失敗 → 結局弁護士にも依頼して費用が倍に
- 弁護士に依頼したが連絡が遅く、希望日までに辞められなかった
- 費用の安さだけで選び、対応が雑で精神的に逆に疲れた
👉 ポイントは「目先の価格や即日対応だけで選ばないこと」。
一度依頼すれば、取り消しは難しくなります。
6. よくある質問Q&A
Q. 民間退職代行は違法じゃないの?
A. 本人の意思を伝えるだけなら合法。ただし「交渉」は非弁行為となり違法になるリスクがあります。
Q. 弁護士は時間がかかるの?
A. 面談・契約書作成が必要なため、民間より時間がかかる場合があります。ただし、確実性と安心感は抜群です。
Q. 退職理由は伝える必要がある?
A. 原則として「一身上の都合」でOK。弁護士・民間どちらでも大丈夫です。
7. まとめ:迷ったときの最終判断ポイント
状況 | 選ぶべき退職代行 |
---|---|
トラブル・請求・交渉が関係する | 弁護士退職代行 |
スピード重視・費用重視・トラブルなし | 民間退職代行 |
✔ 迷うなら、まずは無料相談が可能なサービスを複数比較してみましょう。
✔ 最終的な判断軸は「自分が安心して任せられるかどうか」です。
関連記事
あわせて読みたい


保存版|退職代行サービス徹底比較|弁護士対応・即日OKのおすすめ5選+支援サービスも紹介
「もうこれ以上、会社に行きたくない」「でも退職を伝える勇気が出ない」──そんなときに選ばれているのが“退職代行サービス”です。 この記事では、信頼できる退職代行サ…