
「血糖値が少し高いと言われたけど、まだ大丈夫かな…」
「糖尿病は年を取ってから心配すればいい」
そう思っていませんか?
糖尿病は、初期にはほとんど自覚症状がありません。
しかし、進行すると取り返しのつかない合併症を引き起こす可能性があります。
この記事では、糖尿病のリスクや体に及ぼす影響、
そして今日からできる予防策についてわかりやすくまとめました。
目次
糖尿病リスクとは?
糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖)が慢性的に高い状態を指します。
原因はさまざまですが、主に以下が挙げられます。
- 運動不足
- 食生活の乱れ(過剰な糖質摂取)
- 肥満
- ストレス
- 遺伝的な要因
血糖値が高い状態が続くと、全身の血管や神経にダメージを与え、さまざまな病気を引き起こします。
糖尿病が体にもたらす影響(3大合併症中心)
糖尿病は進行すると、次のような深刻な合併症を引き起こす可能性があります。
1. 糖尿病性腎症(じんしょう)
腎臓の働きが悪くなり、最悪の場合は人工透析が必要になります。
日本では、人工透析導入原因の第1位が糖尿病性腎症です。
2. 糖尿病性網膜症(もうまくしょう)
目の奥の血管が傷み、視力低下や失明に至ることもあります。
糖尿病は失明原因の上位に挙げられています。
3. 糖尿病性末梢神経障害
手足のしびれや感覚麻痺、痛みを引き起こします。
進行すると、歩行困難や深刻な生活障害につながることもあります。
これらの合併症は、一度進行すると元に戻すことが難しいため、
早めの予防と管理が非常に重要です。
糖尿病を防ぐための生活習慣
糖尿病を予防するためには、次のポイントを意識しましょう。
- 適度な運動(ウォーキングや軽い筋トレなど)
- 食事バランスを整える(糖質・脂質・塩分を控えめに)
- 野菜・食物繊維をしっかり摂る
- 体重管理を意識する
- アルコールは適量に
- 禁煙する
- 定期的な健康診断を受ける
無理をせず、日々の小さな習慣から取り組むことが大切です。
メリット(箇条書き)
- 血糖コントロールが改善され、合併症リスクを下げられる
- 体重管理ができ、全身の健康維持に役立つ
- 疲れにくくなり、日常生活が快適になる
- 将来の医療費負担を減らすことができる
デメリット(正直に)
- 食事や運動習慣の見直しには努力と時間が必要
- 外食や甘いものを我慢する場面も増える
- 最初は効果を実感しにくいこともある
※だからこそ、焦らず継続することが大切です。
こんな人におすすめ
- 健康診断で血糖値を指摘された方
- 家族に糖尿病の方がいる方
- 最近、体重増加や運動不足を感じている方
- 将来の健康リスクを減らしたいと考えている方
まとめ
糖尿病は、放置すると静かに進行し、
命に関わる合併症を引き起こす恐れがあります。
でも、生活習慣を見直すことで、リスクを大きく減らすことができます。
今日からできる小さな一歩。
あなたの体と未来を守るために、始めてみませんか?
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