季節によって色を変える美しい葉を楽しめる「初雪カズラ(ハツユキカズラ)」。
まるで雪が積もったような白やピンクの葉が、庭の印象を華やかに演出してくれます。
この記事では、初雪カズラの魅力や育て方、グラウンドカバーとしての活用アイデアをわかりやすくご紹介します。

目次
こんな悩みはありませんか?
- 玄関まわりや庭が単調で物足りない
- 草花は季節で枯れてしまうから、葉を楽しめる植物が欲しい
- 手間がかからないグラウンドカバーを探している
- 落ち着いた中にアクセントを加えたい
そんな方におすすめなのが「初雪カズラ」です。
葉の色が季節とともに変化し、長く楽しめる優秀なカラーリーフです。
初雪カズラとは?|特徴と楽しみ方
初雪カズラはテイカカズラというつる植物の園芸品種。
葉の色が白・ピンク・緑と三色に変化し、美しいグラデーションを楽しめます。花ではなく葉を愛でる植物として人気です。
主な特徴
- 分類:キョウチクトウ科・テイカカズラ属/常緑つる性低木
- 草丈:10~30cm程度
- 葉色の変化:
- 春~初夏:ピンク~白い新芽
- 夏:白や緑に変化
- 秋~冬:ピンク〜紅葉がかった赤
- 耐寒性:やや弱め(−3℃前後まで)
- 耐陰性:あり(明るい日陰でも育つ)
花が目立たないぶん、1年中葉の色の変化を楽しめるのがポイント。
カラーリーフとして花壇や玄関前の彩りに最適です。
初雪カズラの育て方|初心者でも育てやすい!
1. 植え付け時期
3月〜5月、または9月〜10月がおすすめです。真夏と真冬は避けましょう。
2. 日当たりと場所
- 半日陰〜日向が理想(西日直射は避ける)
- 鉢植えでも地植えでもOK
3. 土と肥料
- 水はけのよい土(市販の草花用培養土で十分)
- 元肥と春・秋の追肥(緩効性肥料)で安定した生育
4. 水やり
- 地植えは基本不要(極端な乾燥時のみ)
- 鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと
5. 刈り込み
- 伸びすぎた部分を切るとコンパクトにまとまる
- 茂りすぎたら思い切ってカットしてもすぐ再生します
グラウンドカバーとしての活用法
初雪カズラは横に広がる性質があり、庭や花壇の縁取り・地面のカバーに適しています。たとえば:
- 玄関前やアプローチの両脇に
- 樹木の根元の彩りに
- 花壇の縁どりや段差のアクセントに
- 寄せ植えの足元に入れると一気に華やかに
芝のように管理の手間も少なく、落葉もほとんどないため扱いやすいです。
初雪カズラを育てるときの注意点
- 寒冷地では冬越しに注意:−3℃を下回る地域では鉢植えにして移動可能に
- 水はけの悪い場所はNG:根腐れしやすいため注意
- 日陰すぎると葉色が鈍くなる:適度な日差しが必要
- 繁殖しすぎに注意:適度に間引き・刈り込みを
まとめ|一年中楽しめる葉色のグラデーション
初雪カズラは、手間をかけずに庭に彩りと動きを与えてくれる魅力的な植物です。
花が少ない季節でも、葉の色の変化があることで視線を惹きつけるポイントに。
丈夫で育てやすく、管理も簡単な初雪カズラを、あなたの庭や玄関まわりに取り入れてみませんか?
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