北海道(寒冷地)で育つグランドカバー植物おすすめガイド|失敗談と踏みつけ・耐寒性・日陰別に解説

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「北海道の冬を越せるグランドカバーを探している」「踏みつけに強くて手入れが楽な植物は何か」——そんな悩みをお持ちの方に向けて、寒冷地での栽培情報をまとめました。

北海道在住者として、実際に庭でグランドカバーを育ててきました。ただし、順調にいったことばかりではありません。2つの失敗を経験しています。

失敗①:芝桜が雑草に負けた

防草シートなしで芝桜を植えたところ、最初の年はしっかり根付きました。しかし翌年、少しずつ生えてきた雑草をそのまま放置していたら、秋ごろには芝桜より背の高い雑草が庭を覆ってしまい、芝桜が完全に負けていました。

失敗②:防草シートありでも冬を越せなかった可能性

次に、名前を失念してしまったグランドカバーを防草シートを敷いた上に植えました。しかし今年の雪解け後に確認したところ、枯れているように見えました。これからまだ芽吹いてくる可能性もありますが、現時点では結果が出ていない状況です。

この2つの経験から言えることは、「植物を選ぶこと」と「管理を続けること」の両方が必要だということです。どんなに強い植物でも、初期の雑草管理を怠ると負けます。またどんなに対策しても、寒冷地では越冬できないこともあります。この記事では、そうした視点も踏まえてグランドカバーの選び方を紹介します。

目次

まず「何を重視するか」で植物を選ぶ

グランドカバー選びで最初に決めるべきことは、「何を優先するか」です。以下の比較表を参考に、自分の庭の条件に合った植物を選んでください。

植物名寒冷地耐性踏みつけ強度成長スピード日陰対応おすすめの用途
クラピア非常に速い広い庭・芝生代わり・よく歩く場所
クリーピングタイム普通香りも楽しみたい・石畳の隙間
セダム遅め乾燥地・岩場・手間をかけたくない場所
アジュガ普通日陰の彩り・花を楽しみたい場所
リリターフ遅め日陰・半日陰・長期間維持したい場所
ディコンドラ普通湿度の高い日陰・おしゃれな見た目重視
ハツユキカズラ遅め斑入り葉で彩り・半日陰

◎:非常に強い ○:対応可 △:やや弱い・注意が必要

迷ったらクラピアかクリーピングタイムが失敗しにくいです。踏みつけを重視するならクラピア、寒冷地での安定感を重視するならクリーピングタイムを選ぶと良いでしょう。

踏みつけに強いグランドカバー(よく歩く場所向け)

クラピア(最もよく歩く場所向け)

クラピアは成長が早く、地面に広がりながら繁殖するため、広い庭や芝生の代わりとして人気があります。丸みを帯びた葉は踏まれてもダメージを受けにくく、やわらかい質感で素足で歩くこともできます。冬以外の季節に白い小花を咲かせます。

寒冷地での注意点は、冬季に地上部が枯れること。春になると再び芽吹く多年草ですが、北海道では越冬後の回復を確認してから判断するのがおすすめです。

▶ クラピア苗 K7 を見る(北海道向けに耐寒性の高いK7がおすすめ)

クリーピングタイム(石畳・小道向け)

クリーピングタイムはハーブの一種で、踏まれると芳香が広がる特徴があります。耐寒性が非常に強く、北海道でも安定して越冬できるとされています。乾燥にも強く、砂利や石の隙間にも植えられます。成長はクラピアより緩やかですが、その分管理がしやすい植物です。

▶ クリーピングタイム苗 を見る

寒冷地(北海道)でも育てられるグランドカバー

セダム(手間なし・乾燥地向け)

セダムは耐寒性・耐暑性・耐陰性に優れた多肉植物系のグランドカバーです。乾燥した場所でも育ち、ほとんど手入れが不要な点が魅力です。踏みつけには弱いため、人が歩かない場所での使用が向いています。

▶ セダム 苗を見る

アジュガ(日陰の彩り向け)

アジュガは日陰でも力強く育つグランドカバーです。春に青紫の花穂を咲かせ、庭に彩りをもたらします。耐寒性が強く、北海道でも越冬できます。踏みつけには弱いため、観賞用エリアへの使用がおすすめです。

▶ アジュガ 苗を見る

日陰向けのグランドカバー

リリターフ(長期維持・半日陰向け)

リリターフ(リリオペ)は芝のような細い葉が特徴の常緑グランドカバーです。耐陰性・耐寒性ともに高く、半日陰から日陰での使用に適しています。成長が遅い分、一度根付けば長期間安定して維持できます。

▶ リリターフ 苗を見る

ディコンドラ・エメラルドフォールズ(湿潤日陰向け)

丸くて小さな葉がカーペット状に広がるディコンドラは、湿度の高い日陰に適したグランドカバーです。おしゃれな見た目で庭のアクセントになります。踏みつけには弱く、観賞専用として使うのが向いています。

▶ ディコンドラ・エメラルドフォールズ 苗を見る

ハツユキカズラ(斑入り葉が美しい)

季節によって白・ピンク・緑と葉色が変わるハツユキカズラは、庭に変化をもたらすグランドカバーです。半日陰でも育ちますが、適度な日光で葉の模様が美しく出ます。

▶ ハツユキカズラ 苗を見る

グランドカバーを植える前に:防草シートについて

冒頭で紹介した芝桜の失敗は、防草シートを敷いていなかったことが一因でした。根付いた後も、グランドカバーの隙間から雑草は生えてきます。特に北海道では生育期間が短い分、グランドカバーが密生するまでの間に雑草が一気に伸びやすいです。

防草シートを敷いたケースでは雑草の発生が大幅に抑えられました。グランドカバーが密生するまでの1〜2シーズンをシートで補助するのは有効な方法です。

ただし北海道では、霜柱による地面の動きが問題になります。薄手・安価なシートは春先に浮き上がりやすく、そこから雑草が突き抜けてきます。130g/m²以上の厚手不織布タイプを最初から選ぶ方が、結果的にコスパが良いです。

▶ 厚手防草シート(130g以上)を見る

【経過観察中】防草シートの上に植えたグランドカバーの現状(2026年春)

下の写真は今年の雪解け後に撮影した様子です。防草シートの上に植えたグランドカバーが、全体的に茶色く枯れているように見えます。

植物の名前を失念してしまったのですが、細かく切れ込みの入った葉の形から、ベロニカ系(這性タイプ)の可能性があります。白い花とピンクか青の花の2種類を並べて植えていました。

実際に茎を曲げて生存確認をしてみました。上の方の茎はポキッと乾いた音で折れましたが、根元に近い茎はグニャリと曲がり、皮が裂けた断面に白く瑞々しい組織が見えました。これは根元付近がまだ生きているサインです。札幌の本格的な芽吹きの時期(4月下旬〜5月ごろ)に向けて経過を観察中です。

→ 結果が出次第、この記事に追記します。同じ植物を検討している方はブックマークしておいてください。

まとめ:北海道でグランドカバーを選ぶポイント

  • よく歩く場所 → クラピア一択。成長も早く芝生代わりになる
  • 踏まない観賞エリア → クリーピングタイム・アジュガ・セダムから用途に合わせて選ぶ
  • 日陰・半日陰 → リリターフ・アジュガ・ディコンドラが安定
  • 手間をかけたくない → セダムかリリターフ。一度根付けばほぼ放置でOK
  • 見た目を重視 → ハツユキカズラ・ディコンドラで季節感を演出

寒冷地での苗の入手は、地元のホームセンターでは寒冷地対応品が少ない場合もあります。ネット通販では寒冷地向けの品種を専門に扱うショップもあるので、品種を確認してから購入するのが確実です。

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