庭を彩る花のじゅうたん!アリッサムのグランドカバー活用術

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はじめに

庭やガーデニングの世界で人気の高いアリッサムは、小さな花を密集して咲かせる魅力的な植物です。低く這うように広がる生育習性から、グランドカバーとしても大変適しています。今回は、アリッサムのグランドカバーとしての楽しみ方や育て方、さまざまな種類や品種について詳しく解説していきます。

アリッサムとは

アリッサムは、アブラナ科ニワナズナ属の多年草や一年草の総称です。小さな白や紫、黄色の花を密集して咲かせ、地面を這うように低く広がる生育習性が特徴的です。

スイートアリッサム

スイートアリッサム(学名:Lobularia maritima)は、一年草または半耐寒性宿根草のグループです。地中海沿岸が原産で、小さな白やピンク、紫色の花を咲かせます。ほのかな甘い香りがするのが名前の由来です。

近年では、耐暑性や花つき性能に優れた品種の「スーパーアリッサム」が登場しています。長期間開花が楽しめ、グランドカバーとしても人気が高まっています。

アリッサム

アリッサム(学名:Alyssum)は、黄色の小花を咲かせる多年草のグループです。北半球の温帯が原産で、日本でも古くから親しまれてきました。花が終わると種をまき、自然に増えていくので手間が少ないのが特徴です。

グランドカバーとして人気がある品種に、低く這うように広がる「ゴールドダスト」や「ロイヤルカーペット」などがあります。

グランドカバーとしての魅力

アリッサムは低く這うように地面を覆うように広がるので、花壇の縁取りやグランドカバーとして最適な植物です。小さな花がたくさん咲くので、まるで花のじゅうたんのように美しい景色を作り出します。

花壇の縁取りに

アリッサムは低く広がるので、花壇の縁取りとして植えると効果的です。花の色や形によって印象が変わり、花壇全体の印象がガラリと変わります。例えば、黄色のアリッサムは華やかさを演出し、白のスイートアリッサムは清楚な雰囲気を醸し出します。

花壇の縁取りに使う場合は、アリッサムを花壇の縁からはみ出るように植えると美しく見えます。また、花壇内部のアクセントとしても使えます。

広範囲のグランドカバーに

アリッサムは生育旺盛で徐々に広がっていくため、広範囲のグランドカバーとしても適しています。例えば庭全体、駐車場の縁、池周りなど、様々な場所で地面を覆うことができます。管理が楽で、緑化にも役立つのが大きな利点です。

使用場所(例)適した品種
花壇の縁取りスノープリンセス、ゴールドダスト
広範囲のグランドカバーフロスティーナイト、パープルプリンセス
鉢植えスイートアリッサム、ゴールドストライク

雑草防止効果

アリッサムは地面を覆い尽くすように生育するため、雑草の発生を抑制する効果があります。地面が露出しないので雑草の種が発芽しにくく、手間のかかる雑草取りから解放されます。また、耐暑性と耐寒性に優れているので、一年中グランドカバーとして活躍してくれます。

目的に応じてアリッサムの植え付け密度を変えると効果的です。雑草防止を重視する場合は10~20cm間隔で植え、将来的に花壇のように鑑賞を楽しむ場合は30cm程度の間隔で植えるのがおすすめです。

育て方のポイント

アリッサムは育てやすい植物ですが、状況に合わせてちょっとしたコツを抑えると、より美しい花を長期間楽しめます。日当たり、水やり、肥料、切り戻しなど、気をつけるべきポイントをご紹介します。

日当たりのよい場所を選ぶ

アリッサムは日なたを好む植物です。日当たりが悪いと生育が悪く、十分な開花は望めません。半日陰でも育つものの、直射日光が当たる場所に植えた方がコンパクトに育ち、花つきも良くなります。特に、白花品種は日当たりが悪いとくすんで見えてしまうので注意が必要です。

一方、夏の直射日光が強すぎると、アリッサムは枯れてしまう可能性があります。直射日光を避け、午後からは日陰になる環境が理想的でしょう。鉢植えの場合は、移動させて日陰に出すなどの工夫をするとよいでしょう。

適切な水やり

アリッサムは、土が乾燥すると枯れやすい一方、水はけの悪い湿った環境も苦手です。土の状態を見ながら、中途半端な湿り具合を保つよう気をつけましょう。植え付け時は水はけの良い用土を使い、水やりは控えめに行うのがコツです。

夏場の水やりは難しく、多すぎると根腐れの原因になります。朝晩の涼しい時間帯に適度に水をやるように心がけて下さい。また、地植えの場合は土壌を改良して排水性を高めることをおすすめします。

肥料の必要性

アリッサムは元肥が切れると徐々に衰弱していきます。長期に渡って花を楽しむためには、適度な肥料が必要不可欠です。化成肥料は控えめに、2週間に1回程度の目安で施すのがよいでしょう。堆肥も混ぜると理想的な土壌環境が作れます。

  • アリッサムに向いている肥料の種類
    • ペレット肥料
    • 緩効性化成肥料
    • 有機質肥料

適度な切り戻しが重要

アリッサムの花が終わると、次の花芽分化が遅れてしまいます。そこで、定期的な切り戻しが欠かせません。花が終わったら、枝の3分の2程度を切り落とし、整えることで次の開花を促せます。6月頃の長雨などで開花が乱れた場合にも、切り詰めるのがおすすめです。

また、切り戻しをすると低く広がるようになるので、グランドカバーとしての役割がより発揮されます。しかし、切り過ぎに注意が必要です。株Elementが小さくなりすぎると枯れる危険性があります。切り戻し回数は、年2〜3回を目安にしましょう。

おすすめの品種

アリッサムには様々な品種があり、用途に合わせて使い分けるのが賢明です。例えば、グランドカバー用に優れた品種、花の色や香りなど特徴的な品種があります。いくつかのおすすめ品種をご紹介します。

グランドカバー向き品種

  • スーパーアリッサム「スノープリンセス」(白花)
  • スーパーアリッサム「パープルプリンセス」(紫花)
  • アリッサム「ゴールドストライク」(黄色い斑入り葉)
  • アリッサム「ロイヤルカーペット」(黄花、広がる)

これらの品種は旺盛に生育し、低くまんべんなく広がっていくため、グランドカバーとして最適です。花つきが良く、長期間開花が楽しめるのが特徴です。

色や香りの特徴的な品種

  • スイートアリッサム「イースタースリーズ」(ピンク〜紫花)
  • スイートアリッサム「マンスローブ」(紫花、甘い香り)
  • アリッサム「デスクトップ」(濃い黄色の花)
  • アリッサム「ムーンダスト」(薄い黄色の花)

色や香りの面で個性的な品種もあります。用途に合わせて、花の色合いや形、香りなどを考慮して選ぶのがおすすめです。

まとめ

アリッサムはグランドカバーとしての利用価値が高く、花壇の縁取りにも適した植物です。小さな花が密集して咲き、まるで花のじゅうたんのようで美しい景観を作り出します。旺盛な生育力で地面を覆い、雑草の発生も抑えてくれます。育て方のポイントを押さえれば、手間をかけずに長期間楽しめます。様々な品種があり、庭の雰囲気に合わせて使い分けることができるのも魅力的です。美しく丈夫なアリッサムで、個性ある庭や花壇を演出してみてはいかがでしょうか。

よくある質問

アリッサムはグランドカバーとして適していますか?

はい、アリッサムはグランドカバーとして最適な植物です。低く這うように地面を覆うように広がり、小さな花が密集して咲くため、まるで花のじゅうたんのような美しい景観を作り出すことができます。また、旺盛な生育力で雑草の発生を抑制する効果もあります。

アリッサムの育て方のポイントは何ですか?

アリッサムの育て方のポイントは以下のとおりです。日当たりのよい場所を選び、適切な水やりと適度な肥料の施肥が重要です。また、花が終わったら定期的な切り戻しを行うことで、次の開花を促すことができます。

アリッサムにはどのような品種がありますか?

アリッサムには様々な品種があり、用途に合わせて使い分けることができます。グランドカバー向きの品種として、「スノープリンセス」「パープルプリンセス」などがあります。また、花の色や香りに特徴があるものも存在します。

アリッサムを庭に植えるメリットは何ですか?

アリッサムを庭に植えることのメリットは、手間をかけずに長期間美しい景観を楽しめることです。小さな花が密集して咲き、まるで花のじゅうたんのようにきれいな庭を演出できます。また、旺盛な生育力で雑草の発生も抑えられるため、管理も簡単です。

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この記事を書いた人

こんにちは、「あま」です!コロナをきっかけにサイクリングを始め、今では風を切って走るのが大好きです。このブログでは、日々の気になることや発見を雑記として発信しています。あなたの生活に役立つ情報や、ちょっとしたヒントをお届けできれば嬉しいです。ぜひ一緒に楽しんでいきましょう!

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