初めてのボトムブラケット(BB)交換体験!初心者が苦労したポイントを解説します!

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数年乗っている自転車ですが、タイヤ以外は特に交換・整備をしていなかったので少しづつ進めていこうと思ったのがボトムブラケット (BB) 交換に至ったきっかけです。

今回、交換したのは「スクエアテーパータイプ」のBBです。BBを触るのは初めての経験だったので、失敗したら近所の自転車屋さんにお世話になろうと覚悟を決めて挑みました。

初心者なりに手順や、苦労した点をまとめました。少しでも今後、挑戦する方の参考になればと思います。

特にBBの右側は固着していて外すのに苦労しました。新しいBBも固くてなかなか回せずに苦労しました。

目次

必要工具まとめ

工具1

パイプレンチはBBが固着して回せなかったので急遽近所のホームセンターで購入しました。

グリスはコスパが良い万能グリスを使いました。SHIMANOの自転車専用グリスもありましたが値段が高くて…。

左枠はCWXWCの工具セットに入っていました。壊れやすいとの口コミも見られましたが、今回の作業では特に問題なく使用できました。

工具2

クランクの外し方

コッタレス抜き (コッタレスクランクリムーバー) の準備

コッタレス抜きにアダプターがついている場合は外してから作業を進めます。少し力がいりますが引っ張ると外れます。

コッタレス抜き (コッタレスクランクリムーバー) アダプタ外し1

このアダプターはオクタリンク用なので付けたままではスクエアテーパータイプ のクランクは外れません。つけたままだとクランクが破損するかもしれないので必ず外しましょう。

コッタレス抜き (コッタレスクランクリムーバー) アダプタ外し2

次に先端のパーツを回して右図の状態にします。

コッタレス抜き (コッタレスクランクリムーバー) 下準備1

これでコッタレス抜きの準備は完了です。

コッタレス抜き (コッタレスクランクリムーバー) 下準備完成

最初に右側クランクを外す

8㎜の六角レンチを使用してクランク中央のボルトを回します。六角レンチを左に回すボルトが外れます。

クランク外し (右) 1

ボルトが取れました。

クランク外し (右) 2

ボトルを外した穴にコッタレス抜きを入れます。

コッタレス抜き1

レンチを使って最後までしっかりと回してコッタレス抜きを固定します。

コッタレス抜き2

コッタレス抜きの手前のネジを回します。最初は固いですが徐々に楽に回せるようになりました。

コッタレス抜き3

クランクが外れました。クランクが外れてBBが見えました。

コッタレス抜き4

長年触っていなかったので汚れがビッシリついていました。

コッタレス抜き5

左側クランクを外す

続いて左側を外します。右と同じ要領で作業を進めていきます。クランクのボトルを外します。

コッタレス抜き1

ボトルを外した穴にコッタレス抜きを入れます。右と同様にコッタレス抜きを最後までしっかりと回します。

コッタレス抜き2

コッタレスクランクリムーバーの手前のネジを回します。ここでも最初は固いですが徐々に軽くなっていきました。

コッタレス抜き3

外した後は右と同じで汚れがビッシリです。

コッタレス抜き4

BBの外し方

左側BBの外し方

BBは左側から外します。カートリッジボトムブランケット工具を挿入します。

BB外し 左 1

最初に入れたときは思ったより奥に入らず浅い引っ掛かりで、ジャリジャリしていました。綿棒で溝をなぞったら油まみれの砂?みたいな汚れがごっそりでてきました。長年の汚れが原因だったようです。

BB外し 左 2

掃除後に工具を再挿入するとしっかりと噛み合ったのでレンチを使って回します。

BB外し 左 3

レンチで回すと簡単に外れました。

BB外し 左 4

右側BBの外し方

右側は逆ネジなので時計回りに回します。

予め掃除をしてからカートリッジボトムブランケット工具を装着するとすんなり噛み合いました。

BB外し 右 1

その後は左側と同じようにレンチで回そうとしましたが全く動きませんでした。何度か試して、回す方向が合っているかを何度も確認して、それでも回らず…。

BB外し 右 2

手持ちの工具では作業が進まないと考え、近所のホームセンターでパイプレンチを購入しました。それでも手では全く回せず、パイプレンチを足で踏んづけて何とか回すことができました。

BB外し 右 3

一度回ってしまえば、その後は手持ちのレンチで回せるようになったのでそのまま作業を続けることができました。

BB外し 右 4

出てきたBBは錆だらけでした。

BB外し 右 5

きれいに磨きましたが型番のところは汚れが取れず型番は確認できませんでした。

BB外し 右 5

BBシェル (BBを入れる穴) の掃除

BBが錆だらけだったので、当然のようにBBシェルも汚れがいっぱいでした。

BBシェル掃除 1

KURE 5-56と歯ブラシで掃除。

BBシェル掃除 2

掃除後は見違えるほどきれいになりました。

BBシェル掃除 3

新しいBBを選ぶ

新しいBBは「SIMANO BB-UN300」です。古いBBが110㎜だったので同じサイズを選びました。

BB選び 1
BB選び 2

「TANGE LN-7922」も興味があって探したのですが、この時期はなぜか110㎜がAmazon、楽天ともに在庫がなかったので (あっても通常よりかなり高かったので) あきらめて次回の楽しみとしました。

この記事を書いている今は普通に売っています。(2021年10月2日)

新しいBBを装着する

ここからはBBを装着していきます。

ただグリスを塗って入れればいいと思っていましたが、思った以上に固くてレンチでは回せませんでした。

そのためパイプレンチを使ってゴリゴリねじ込んでいきました。

BBの材質によってグリスを塗るかどうかが決まっているようです。金属製は塗って問題ない (塗った方が良い) ようですが、樹脂製はグリスによって劣化する恐れがあるらしく推奨されていないようです。BBによっては右が金属製で、左は樹脂の製品もあるので間違わないように注意してください。

左側BBの取り付け方

今回使用した 「SIMANO BB-UN300」 の左側はアルミ製なのでグリスを塗ります。

左側BB取り付け 1

フレーム側にも忘れず塗ります。

左側BB取り付け 2

固くて回らなかったのでパイプレンチを使ってゴリゴリねじ込みました。

左側BB取り付け 3

挿入後にはみ出したグリスをふき取ります。

左側BB取り付け 4

左側BBがきれいに入りました。

左側BB取り付け 5

右側BBの取り付け方

左側と同じようにBBにグリスを塗ります。

フレームのネジ部分にもグリスを塗ります。

BBシェルにBBを挿入します。

右側BBは左側BBよりさらに固く、力ずくでも回らなかったので「下げる (回す)」→「少し戻す (緩める)」→「さらに押し込む (回す)」を繰り返して何とか最後まで回すことが出来ました。

パイプレンチ 下げる
パイプレンチ 少し戻す
パイプレンチ さらに押し込む

最後にはみ出したグリスをふき取ります。

右側BBがきれいに入りました。

クランクの取り付け

左右クランクの取り付け方

ここからは左右ともネジにグリスを塗って六角レンチでボルトを締めます。

ボルト締め 左
ボルト締め 右

左右ともに占め終わったら作業完了です。

ボルト締め

チェーンをかける

最後はチェーンをかけて作業完了です。お疲れさまでした。

追記 (2021/10/4)

後日、知人に画像を見てもらっていたらクランクを外す前にギアを低速に入れたり (図1)、フレームにかける (図2)とクランクを外す作業がスムーズにできるとアドバイスを頂きました。これから作業をするかたは是非試してみてください。私も次回はその方法で作業してみます。

図1 予めチェーンを低速ギアに入れておく
図2 予めチェーンを外しておく

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この記事を書いた人

こんにちは、「あま」です!コロナをきっかけにサイクリングを始め、今では風を切って走るのが大好きです。このブログでは、日々の気になることや発見を雑記として発信しています。あなたの生活に役立つ情報や、ちょっとしたヒントをお届けできれば嬉しいです。ぜひ一緒に楽しんでいきましょう!

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