はじめに
NFTの世界は日々進化を続けており、その中心的な存在がOpenSeaです。世界最大のNFTマーケットプレイスとして、OpenSeaはデジタルアート、コレクター向け作品、ゲームアイテムなど、多種多様なNFTを取り扱っています。本ブログでは、OpenSeaの基本的な使い方から、より詳細な機能や注意点までを解説します。NFTの購入や販売を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
OpenSeaとは
OpenSeaは、NFTの取引に特化したマーケットプレイスです。月間アクティブユーザー数が30万人を超える世界最大規模のサービスで、2022年11月時点で取り扱うNFTの数は8,000万点以上に上ります。
OpenSeaの特徴
OpenSeaの最大の特徴は、誰でも無料でNFTを作成・出品できる点にあります。美術品やゲームアイテム、音楽など、様々なジャンルのNFTが売買されています。また、イーサリアムをはじめ、ポリゴン、ソラナなど複数のブロックチェーンに対応しているため、ユーザーは自身に合ったネットワークを選択できます。
OpenSeaではクリエイターを保護する仕組みも用意されており、作品が転売される際にはロイヤリティが支払われます。クリエイターは最低0.5%から最大10%のロイヤリティ料率を設定可能です。
OpenSeaの手数料
OpenSeaの利用には、以下のような手数料がかかります。
- 出品手数料: 無料
- 販売手数料: 0%~2.5%
- クリエイター手数料: 0%~10% (クリエイターが設定)
- ガス代: イーサリアムのネットワーク状況により変動
手数料は比較的低めに設定されていますが、ガス代はネットワーク混雑時に高騰する可能性があるため注意が必要です。
OpenSeaの利用方法
OpenSeaでNFTの取引を行うには、まず仮想通貨の準備が必要になります。OpenSeaの決済にはイーサリアムが使われるため、国内の仮想通貨取引所でイーサリアムを購入しましょう。
ウォレットの準備
次に、MetaMaskなどの仮想通貨ウォレットを用意する必要があります。ウォレットの設定が完了したら、取引所から購入したイーサリアムをウォレットに送金しましょう。
ウォレットの中には複数のアドレスが存在し、NFTの保管場所として使えます。セキュリティ上の理由から、アドレスを分けて運用することをおすすめします。
OpenSeaへの接続
ウォレットの準備ができたら、OpenSeaのサイトにアクセスしてウォレットを接続します。OpenSeaでは様々な操作がウォレットを介して行われるため、この接続は欠かせない手順です。
接続が完了すると、OpenSeaの各種機能が使えるようになります。NFTの購入や出品、自身のNFTコレクションの管理など、ウォレットに接続することで可能になる機能は多岐にわたります。
NFTの購入方法
OpenSeaで気に入ったNFTを見つけたら、次は購入手順に入ります。OpenSeaでは主に3つの方法でNFTを購入できます。
Buy now (定額購入)
NFTの価格が固定されている場合、「Buy now」ボタンをクリックすれば即座に購入できます。この方法は一番シンプルで、初心者にもおすすめです。
定額販売のNFTでは、価格の他にもガス代の概算が表示されます。この金額をウォレット内のイーサリアムで支払えば、購入が完了します。
Make offer (オファー)
出品者が指定した価格よりも低い金額でNFTを購入したい場合は、「Make offer」を利用します。ユーザーから提示された購入希望額(オファー)を、出品者が承認すれば取引が成立します。
オファーには期限が設けられており、出品者による承認が期限内に行われなければ無効になります。オファーの有効期限は延長も可能です。
Place bid (オークション入札)
OpenSeaのオークションでは、出品者が設定した最低入札額以上の価格を提示すれば入札できます。入札された金額が最も高い人が、オークション期間終了時にNFTを落札できます。
オークションでは、自動入札機能も利用可能です。これにより、他者の入札額に応じて自動で上乗せ入札され、入札の手間が省けます。
NFTの出品方法
OpenSeaではNFTの出品も無料で行えます。出品する際は、まずウォレット内の既存NFTから1つを選択するか、新しいNFTを作成する必要があります。
NFTの作成
OpenSeaではNFTの新規作成も可能で、デジタルアートやゲームアイテム、音楽データなどを自由に NFT 化できます。作成したNFTにはプロパティ(特性)を設定でき、希少性やユニーク性を表現することができます。
NFTの作成には、対象となるデータをアップロードする手順と、メタデータの設定が含まれます。メタデータとは、NFTに関する様々な情報(説明文、特性、ロイヤリティ料率など)のことです。
出品条件の設定
出品するNFTを選択・作成したら、次は出品条件を設定する段階に入ります。条件には以下のようなものがあります。
- 販売方式: 固定価格販売 / オークション
- 販売価格: 希望する販売価格を指定
- オークション期間: オークション形式の場合に設定
- ロイヤリティ: 転売時に受け取るロイヤリティ料率
条件の設定が完了したら、OpenSeaとウォレットを連携し、出品手続きを完了させます。これで、あとはNFTの購入者を待つだけです。
まとめ
OpenSeaは世界最大のNFTマーケットプレイスで、幅広いジャンルのNFTが取り扱われています。無料でNFTの作成・出品ができ、転売時にもクリエイターにロイヤリティが入る仕組みが整えられているのが大きな特徴です。
ただし、OpenSeaを利用するにはウォレットの準備やイーサリアムの購入が必要不可欠です。加えてガス代の変動にも注意が必要で、ネットワーク状況によっては高額のガス代を支払う必要が出てくる可能性があります。
初めてOpenSeaを利用する場合は、まずイーサリアムの入手とウォレットの設定から始めましょう。徐々にOpenSeaの仕組みに慣れることで、NFTの購入や出品がスムーズに行えるようになるはずです。
よくある質問
OpenSeaとはどのようなサービスですか？
OpenSeaは、NFTの取引に特化したマーケットプレイスです。世界最大規模のサービスで、様々なジャンルのNFTが売買されています。無料でNFTの作成・出品ができ、クリエイターにはロイヤリティが支払われる仕組みが整備されています。
OpenSeaを利用するには何が必要ですか？
OpenSeaの利用には、仮想通貨ウォレットの準備とイーサリアムの購入が必要不可欠です。ウォレットを介してOpenSeaの各種機能を利用できるため、アカウントの設定は重要です。また、ガス代の変動にも注意が必要で、ネットワーク状況によっては高額のガス代を支払う可能性があります。
OpenSeaでNFTをどのように購入できますか？
OpenSeaでは主に3つの方法でNFTを購入できます。「Buy now」による定額購入、「Make offer」によるオファー提示、「Place bid」によるオークション入札です。それぞれの方法にメリット・デメリットがあり、状況に応じて適切な購入方法を選ぶことが重要です。
NFTの出品はどのように行えばよいですか？
OpenSeaでは、ウォレット内の既存NFTから1つを選択するか、新しいNFTを作成することで出品できます。NFTの作成時にはメタデータの設定が必要で、販売方式やロイヤリティ料率などの出品条件を設定する必要があります。これらの手順を踏めば、誰でも無料でNFTを出品することが可能です。
